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基準地震動増大見通し 島根2号機 宍道断層見直しで中電

 中国電力は13日、島根原発(松江市鹿島町)の南を東西に走る宍道断層の長さの評価を25キロから39キロに見直す方針に伴い、原発で想定される最大の地震の揺れを示す基準地震動が「大きくはなるが、大幅な見直しにはならない」との見通しを明らかにした。

 同市であった島根原発30キロ圏の自治体向け説明会で「(見直しが)基準地震動にどう影響するか」との質問に答えた。中電の担当者は「地震動の評価は、断層の長さだけでなく地下構造などの要素がある」と説明。「長さが伸びれば地震のエネルギーは大きくなるが、敷地の近くでよく動く所の影響が大きい。長さが1・5倍になるのに伴い、それくらい大きくなるものではない」とした。

 島根2号機は再稼働の前提となる原子力規制委員会の審査を受けている。中電は規制委の指摘を踏まえ、宍道断層の評価を東方向に延ばす方針。審査の申請時に長さ22キロと評価していた同断層の西端を3キロ延長した際には、基準地震動の大きさを600ガル(ガルは加速度の単位)から800ガルに見直した。(秋吉正哉)

(2017年7月14日朝刊掲載)
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