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　原爆の日を前に、平和記念式典の会場となる広島市中区の平和記念公園一帯で２７日、一斉清掃があった。市と市公衆衛生推進協議会の呼び掛けに応じた約２８６０人が、ボランティアで参加した。

　原爆慰霊碑に向かって黙とうした後、原爆ドーム周辺などの持ち場に移動。約１時間、ごみを拾い集めたり、植え込みの雑草を抜いたりした。

　原爆ドーム対岸の元安川護岸では、デッキブラシを使ってコケや水あかをこすり落とした。安佐南区の会社員植田庸介さん（３２）は「平和を願って作業した。式典に少しでも貢献できればうれしい」と話した。（菅田直人）

（２０１７年７月２８日朝刊掲載）