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中電の寄付金受け取り継続 松江市長意向

 中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)が立地する松江市の松浦正敬市長は5日、記者会見し、中電から漁業振興名目で受け取っている年間3千万円の寄付金について、今後も受け取る考えを示した。

 松浦市長は「寄付はする人の自由意思。地域振興に役立ててほしいとの中電の申し出に従い受け取っている」と説明。その上で「癒着などを疑われないよう、今後も市民にオープンにする形にしたい」と述べた。

 同市は、アワビの種苗を育成・販売する鹿島・島根栽培漁業振興センター(同)の運営費として、年間3千万円を中電から受け取っている。寄付金は2005年からの8年間で計2億4千万円に達している。

(2012年9月6日朝刊掲載)

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