×

ニュース

「核とは区別」 防衛相が釈明 原発「抑止」発言

 森本敏防衛相は7日の記者会見で、原発が周辺国への「抑止的機能」を果たすとした就任前の発言について、「核兵器の開発と原発は全然違い、区別して議論している」として、潜在的な核兵器開発能力を持つ必要性を指摘したとの見方を打ち消した。

 森本氏は発言の真意を問われ「原子力の平和利用の技術は日本の将来にわたり重要な財産。それを失い国力が減っていけば、日本全体の抑止機能が減っていくのではないか、との趣旨だ」と釈明した。

 また、研究者の立場での自由な意見だったとも強調。「政策を担っているので当然、政府の方針の中で与えられた仕事をする」と述べた。

(2012年9月8日朝刊掲載)

年別アーカイブ