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オスプレイ 岩国・広島でも反対集会

 垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの普天間飛行場配備に反対する沖縄県民大会に合わせた集会が9日、先行搬入された岩国市や広島市であった。

 岩国市三笠町のシンフォニア岩国での集会には約300人(主催者発表)が集結。会場や米海兵隊岩国基地近くで、オスプレイの写真の上に「怒」の字を書いた紙を掲げ、岩国での試験飛行や沖縄配備の撤回を訴えた。

 集会実行委員会共同代表で、住民投票の成果を活(い)かす岩国市民の会の大川清代表は「事故や緊急着陸が相次いでいるのに、安全と言い張る日米両政府に怒りを覚える。岩国からオスプレイ配備を止めよう」と呼び掛けた。

 広島市中区の原爆ドーム前にも約150人が集まり、配備反対を訴えた。

 主催団体の一つ「岩国基地の拡張・強化に反対する広島県西部住民の会」の坂本千尋事務局長は「緊急着陸は一歩間違えれば市街地で大惨事を招いた」と強調。「戦争に加担し、住民の安全を脅かすオスプレイ配備に沖縄県民と共に反対しよう」という内容のアピール文を採択した。(酒井亨、石井雄一)

(2012年9月11日朝刊掲載)

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