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オスプレイフロリダ墜落 広島県に原因説明

 中国四国防衛局は13日、6月に米フロリダ州で起きた垂直離着陸輸送機CV22オスプレイの墜落事故を「人的要因が原因」とする政府独自の分析結果を広島県に伝えた。

 防衛局の坪倉幹男地方調整課長が県庁を訪れ、県の前田恭正国際課長に面会した。坪倉課長は墜落原因について、先行する別の機体から受ける気流への対応を操縦士が誤ったため、と説明。日米合同委員会で再発防止策をまとめると強調した。

 墜落した輸送機は、米海兵隊岩国基地(岩国市)に陸揚げされているMV22とほぼ同じ機体構造。前田課長は「安全対策が最も重要。国の責任で住民に分かりやすく説明してほしい」と求めた。

 防衛局は同日、大竹市の入山欣郎市長にも事故原因を説明した。

 一方、社民党中国ブロック協議会は、オスプレイを国内に配備しないよう求める森本敏防衛相宛ての要請書を防衛局に提出した。「欠陥のある機体。訓練飛行は認められない」としている。(桑田勇樹)

(2012年9月14日朝刊掲載)

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