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　キューバ革命の指導者チェ・ゲバラの長男カミーロ・ゲバラさん（５５）が６日、平和記念公園（広島市中区）での平和記念式典に参列した。成立間もない革命政府の使節団長として１９５９年７月、父が訪ねた地。「世界中の人が訪れるべきだ」と印象を語った。

　ハバナのチェ・ゲバラ研究所でコーディネーターを務めるカミーロさんは初来日。９日から東京で始まり、一部が広島にも巡回する父の写真展や、父の広島訪問の逸話にも触れた今秋公開の映画「エルネスト」（阪本順治監督）のＰＲも兼ねて訪れた。

　阪本監督と共に原爆慰霊碑へ花輪を手向け、「ここに眠る人が真の意味で安らぐのは、核兵器がなくなる時だ」と話した。

　広島での展示は９月１６～２４日、旧日本銀行広島支店（中区）である。チェ・ゲバラが広島から送った妻宛てのはがきの画像や、広島で撮影した写真などが出展される。（道面雅量）

（２０１７年８月７日朝刊掲載）