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オスプレイ 配備反対の意見書可決 島根県邑南町議会

 島根県邑南町議会は14日、米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの国内配備と米軍機の低空飛行訓練中止を求める意見書を全会一致で可決した。意見書可決は県内市町村議会では初めて。

 意見書は、オスプレイが墜落事故を繰り返しているとし「国の安全性への説明には大きな疑念と不信を抱かざるを得ない」と指摘。米軍訓練空域「エリア567」に町上空が含まれるとされ、配備は「到底容認できない」とし、国に安全性の再検証を求めている。

 松本正議長は「オスプレイは安全性に疑問がある。町は低空飛行訓練の騒音に悩まされており、今後も声を上げる」としている。

 町議会総務委員会が7日、住民団体が提出した意見書案提出を求める請願を採択していた。

 中国地方では、町に隣接する広島県北広島町議会が6月、オスプレイの米海兵隊岩国基地(岩国市)への配備と飛行訓練に反対する意見書を可決している。(黒田健太郎)

(2012年9月15日朝刊掲載)

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