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ボルゴグラード 友好強化を確認 広島市長が帰国報告

 広島市の松井一実市長は14日の記者会見で、ロシア・ボルゴグラード市訪問(6~11日)の成果を報告した。姉妹都市の提携40周年を記念し、両市の友好をさらに深めることを確認した文書を交わした。

 訪問には、姉妹都市との交流行事などを企画するため公募で選んだ「ヒロシマ・メッセンジャー」の2人も同行。松井市長は「市民の視点で広島を紹介し、ボルゴグラードの市民にも身近に感じてもらえたと思う」と強調した。

 バレリィ・バシルコフ市長とは、平和、文化、経済などの分野でさらに協力関係を強めることを誓う文書を交換し、「強い信頼関係を築けた」と振り返った。バシルコフ市長は11月に広島市を訪れる予定になっている。

 また、松井市長が会長を務める平和市長会議の加盟要請にも取り組んだ。現地での記念行事に参加していたフィンランド・ケミ市やトルコ・ガジエミル市の関係者などから前向きな返答を得たという。

(2012年9月15日朝刊掲載)

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