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幸せ運んで 黄色い渡り鳥 中区の生花店 折り鶴2300羽展示

 2300羽の黄色い折り鶴を天井からつり下げ、渡り鳥が飛ぶ姿を表現した「黄色い渡り鳥展」が、広島市中区東千田町の生花店「戸NONAKA」で開かれている。15日まで。無料。

 佐伯区のグラフィックデザイナー小松千尋さん(46)が、平和について考えてもらおうと企画した。友人で生花店オーナーの大西美穂さん(40)=東区=がスペースを提供。2人の知人約50人を通じて7月に折り紙を配った。

 市民や観光客、アジアや欧米など5カ国の留学生が協力してくれた。小松さんは「身近な人の幸せを思って鶴を折るのも平和活動。絆を世界に広げる願いを渡り鳥に込めた」と語る。

 黄色は幸せを象徴するとして選んだ。大西さんは「花や植物と一緒に飾ることで生命の尊さを感じたり、人を思いやる心を育くんだりできる」と来場を呼び掛ける。

 戸NONAKA☎050(3598)8739。(栾暁雨)

(2017年8月11日朝刊掲載)

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