大久野島毒ガス連絡協 会長に神明さん選出
17年8月17日
大久野島(竹原市忠海町)での毒ガス製造の被害者でつくる8団体は、各団体の事務作業を一本化して担う「大久野島毒ガス障害者団体連絡協議会」の会長に大久野島学徒親和会(三原市)会長の神明正明さん(85)を選んだ。計画では10月から事務を移管する。
併せて、副会長に大久野島毒ガス障害者幸崎親睦会(三原市)会長の石原和昭さん(90)を決めた。理事や監事もそろえた。
連絡協は2002年、当時の被害者9団体で設立。呉共済病院忠海分院(竹原市忠海中町)の敷地内に相談室を置き、今は相談員1人がいる。設立時の役員の死亡や構成団体の解散で、会計担当者以外の会長職などが空席になっていた。
8団体は昨年12月、連絡協に会員の医療手当申請や名簿管理を任せることに決めた。うち6団体の代表者が今月8日に竹原市内で集まり、役員人事について協議した。事務にあたる相談員は2人体制にする。
神明さんは「事務移管で8団体の役員の負担を軽減し、組織を安定させることで体験の継承などに注力できる」と話している。(山田祐)
(2017年8月11日朝刊掲載)
併せて、副会長に大久野島毒ガス障害者幸崎親睦会(三原市)会長の石原和昭さん(90)を決めた。理事や監事もそろえた。
連絡協は2002年、当時の被害者9団体で設立。呉共済病院忠海分院(竹原市忠海中町)の敷地内に相談室を置き、今は相談員1人がいる。設立時の役員の死亡や構成団体の解散で、会計担当者以外の会長職などが空席になっていた。
8団体は昨年12月、連絡協に会員の医療手当申請や名簿管理を任せることに決めた。うち6団体の代表者が今月8日に竹原市内で集まり、役員人事について協議した。事務にあたる相談員は2人体制にする。
神明さんは「事務移管で8団体の役員の負担を軽減し、組織を安定させることで体験の継承などに注力できる」と話している。(山田祐)
(2017年8月11日朝刊掲載)