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戦時中食器30点 暮らしを感じて 東区で展示

 広島市南区の広島大霞キャンパスなどから出土した戦時中の食器の展示が12日、東区の牛田公民館で始まった。9月3日まで。

 陸軍の星章が入った軍用食器や、缶詰の代用に使われた陶製の防衛食容器など約30点が並ぶ。2006年度からの発掘調査による出土品の一部。翠地区(南区)で見つかった子ども用の割れた茶わんも紹介している。

 広島城北高3年多々野大地さん(17)=東区=は「戦時中の人々の暮らしが目に浮かぶ」と見入っていた。

 展示は、同大総合博物館(東広島市)などが21、28日、牛田公民館で平和講座を開くのに合わせて企画した。講座は両日とも午前10時から。博物館の研究員たちが、展示品や被爆当時の様子を解説する。

(2017年8月13日朝刊掲載)

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