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岩国大空襲 平和への誓い新た

 1945年8月14日にあった岩国大空襲の慰霊祭が14日、岩国市の麻里布町第三街区公園であった。犠牲者の冥福を祈り、平和への誓いを新たにした。

 遺族や市の関係者、地域住民たち約60人が参列し、午前11時15分のサイレンに合わせて黙とうした。主催した麻里布地区自治会連合会の森口勝征会長(73)は「悲しみを繰り返さないためにも、子どもたちが平和の中で生きられるようにしなければ」とあいさつ。参列者は祭壇で焼香した。

 当時、旧国鉄職員で空襲の中を逃げたという松村東一さん(87)=同市藤生町=は「『助けて』という声が忘れられない。戦争はないのが一番。平和な国が続いてほしい」と力を込めた。(馬上稔子)

(2017年8月15日朝刊掲載)

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