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オスプレイ飛行 市に中止求める 岩国の市民団体

 岩国市の市民団体「瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク」は17日、オーストラリア沖で墜落事故を起こした垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの飛行中止や、米海兵隊岩国基地(同市)への移転が始まった空母艦載機の撤去などを求め、岩国市に申し入れをした。

 桑原清共同代表たち5人が市役所で、高田昭彦基地政策担当部長に文書を手渡した。オスプレイについて「安全性への危惧が高まっている」と指摘。飛行中止を国や米軍側に求め、飛来を拒否するよう要請した。

 また、市が空母艦載機移転計画を容認したのに対し、「市民を欺く手法が取られており納得できない」と主張し、9日に岩国基地に到着したE2D早期警戒機の撤去を求めた。

 高田部長は「飛行自粛の申し入れは考えていない。移転計画の容認は住民説明会なども経た最終的な判断で、撤去は求めない」と答えた。

(2017年8月18日朝刊掲載)

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