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島根原発の虚偽記録問題 7回目立ち入り調査 島根県・松江市

 中国電力島根原発(松江市鹿島町)の低レベル放射性廃棄物の処理を巡る虚偽記録問題で、島根県と松江市は17日、安全協定に基づく同原発への7回目の立ち入り調査をした。

 原発30キロ圏の鳥取県と出雲、安来、雲南、米子、境港の5市の担当者も同行。計20人が敷地内の管理事務所で、同原発の山本直樹所長たちから、点検周期が1年未満の機器も管理できるよう改修したシステムについて説明を受けた。4月に運用が始まり、再発防止策の16項目全てが運用段階に入ったとの報告もあった。社内研修や監査体制の改善状況も資料で確認した。

 2日に原子力規制庁が「再発防止策の実施を確認した」との保安検査結果を原子力規制委員会で報告したことを受けた調査。終了後、県原子力安全対策課の勝部恵治課長は「現時点で大きな問題はなかった」と話した。(西村萌)

(2017年8月18日朝刊掲載)

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