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来年9月に撮影を開始 被爆ピアノ映画

 被爆ピアノを再生して全国をコンサートで回る調律師、矢川光則さん(65)=広島市安佐南区=を描いた映画の撮影開始が2018年9月に決まった。五藤利弘監督(48)が22日、県庁で湯崎英彦知事に報告した。

 映画は、若い女性が被爆ピアノのルーツを訪ねる中で、平和の尊さに気付いていく物語を想定。俳優の大杉漣さんが矢川さん役を務め、県内を中心にロケする。19年春に広島での先行上映、夏に全国公開を目指す。

 五藤監督は「感動的な被爆ピアノの音色を通じ、平和を発信したい。広島の皆さんのご協力を」と要請。湯崎知事は「広島のメッセージを広く伝えて」とエールを送った。

(2017年8月23日朝刊掲載)

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