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ミサイル 原発標的危惧 松江市長「外交手段尽くして」

 北朝鮮が29日早朝、北海道上空を通過する弾道ミサイルを発射したことを受け、松江市の松浦正敬市長は30日の記者会見で、中国電力島根原発(同市)が標的となる可能性に危惧を示し、「そういうことがないよう、外交手段を尽くしてもらいたい」と政府に求めた。

 原発が標的となった場合への対応を聞かれた松浦市長は「なかなか難しい」と説明。「国同士の問題。ないようにしてもらいたい」と述べた。

 弾道ミサイルの発射では、全国瞬時警報システム(Jアラート)の作動から短時間で上空に到達したことを指摘。「政府が示す一般論ではなく、一定のマニュアルなどを作成し、市民に心構えを持ってもらう必要がある」と、独自の周知方法を検討する考えを示した。(西村萌)

(2017年8月31日朝刊掲載)

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