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佐藤栄作元首相の核報復要請 秋葉市長が批判

 1965年、佐藤栄作首相(当時)が中国と戦争になった場合の核による即時報復を米側に要請したことが外交文書公開で明らかになったのを受け、広島市の秋葉忠利市長は25日の定例会見で「ヒロシマの心を踏みにじる発言であり、断じて容認できない」と厳しく批判した。

 秋葉市長は「核兵器の使用を容認するだけでなく、積極的に要請する行為は被爆体験と被爆者に対する無理解で極めて遺憾に思う」と強調。佐藤氏の発言について「本当に情けない。非核三原則を掲げた国の総理大臣の言葉ではない」と述べた。

(2008年12月26日朝刊掲載)

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