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啓明大総長に名誉博士号 広島修道大 日韓交流に寄与

 広島修道大(広島市安佐南区)は13日、韓国・啓明大(大邱市)の申一熙(シン・イルヒ)総長(78)に名誉博士号を授与した。1996年1月から続く両校の国際交流に寄与した功績をたたえた。

 修道大であった授与式で、市川太一学長が学位記を手渡した。申総長は「地球市民の教育」をテーマに英語で記念講演。各地で起こる戦争やテロを例に「グローバル社会では、他の文化や宗教に対する尊重と理解を示すことができる学生の育成が重要だ」と、留学生や教職員たち約150人に訴えた。

 両校は留学生の相互派遣や教職員の研修などの交流協定を結び、参加者は計約850人に上る。市川学長は「両国での経験は学生の人生に大きく役立っている。交流への貢献に感謝し、日韓関係の発展を願う」と述べた。(栾暁雨)

(2017年9月14日朝刊掲載)

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