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豪の生徒に平和学習披露 本川小 被爆直後の様子紹介

 広島市中区の本川小で26日、6年生61人がオーストラリア西部のブルーム・シニアハイスクールの生徒35人と交流し、平和学習の成果を披露した。

 児童は被爆樹木の子孫などを紹介。被爆校舎を使った平和資料館では、被爆直後の市内の模型や当時の写真を前に、ボランティアに通訳してもらいながら「ここは爆心地から一番近い小学校」「被爆翌年には授業が再開された」と説明した。生活科室では茶道や折り紙も一緒に体験した。

 一行は修学旅行で来日。広島訪問を希望し、本川小が市の「おもてなし市民交流プログラム」として受け入れた。ブルームのセコヤ・ダーシーさん(15)は「廃虚から復興した広島の歴史がよく分かり興味深かった」。本川小の高橋祐希君(11)は「英語は単語ぐらいしか分からないけど、必死に伝えたらうなずいてくれた」と喜んでいた。(城戸良彰)

(2017年9月27日朝刊掲載)

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