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扇華やか交流の舞 下蒲刈島で通信使行列 韓国の生徒ら楽器演奏

 15日に呉市の下蒲刈島であった朝鮮通信使再現行列に合わせ、下蒲刈中に設けられた舞台は、韓国の華やかな舞踊や民族楽器の演奏で盛り上がった。(今井裕希、見田崇志)

 在日本大韓民国民団(民団)県地方本部豊田支部の韓国民族芸能団メアリ(申貴子(シン・キジャ)代表)が初登場。チマ・チョゴリ姿の女性6人が「扇の舞」を披露。ピンクの羽根が付いた扇を自在に操ると、観客から盛んな拍手を浴びた。



 メンバーで、呉市の飲食店経営許永守(ホ・ヨンス)さん(58)は「文化を通じて日韓の交流を深めることができた。今後も参加したい」と話していた。

 韓国・富川(プチョン)市の京畿(キョンギ)国際通商高生徒16人は、太鼓や笛、かねで民謡などを演奏した。生徒はこれに先だって再現行列でも大活躍。軽快な拍子で沿道を沸かせた。

 同校の生徒が同島を訪れるのは8回目。2年の姜有信(カン・ユシン)さん(16)は「多くの人に歓迎されて親しみがさらに増した」と話していた。

(2017年10月16日朝刊掲載)

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