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火炎弾使用「許可ある」 米軍、本紙に回答

 広島県北広島町上空で米海兵隊岩国基地(岩国市)の米軍機が火炎弾「フレア」射出訓練をした問題で、在日米海兵隊を統括する第3海兵遠征軍(司令部・沖縄)は20日、「高度500フィート(約150メートル)以上で、制限条件内であればフレアの使用が許可されている」との認識を示した。

 中国新聞の取材に回答した。同遠征軍は訓練について、FA18ホーネット戦闘攻撃機が飛行し「通常の訓練の一環でフレアを射出した」と説明。「基地の周辺などに住む日本人の良き隣人であるよう切望する」としている。

 射出訓練は11日午後、北広島町の民家が点在する地域の上空で実施され、複数の住民が目撃した。

 防衛省は17日の記者会見で、米軍による陸地上空でのフレアの訓練は日米地位協定違反に当たらないとの認識を示していた。

(2017年10月21日朝刊掲載)

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