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多田さんら11人選ぶ ヒロシマ平和創造基金奨学生

 公益財団法人ヒロシマ平和創造基金(理事長・岡谷義則中国新聞社社長)は25日、芸術や音楽を学ぶ広島県在住、または県出身の若者を支援する「ヒロシマ・スカラシップ2017」の奨学生計11人を決めた。

 音楽を除く芸術を対象とする海外留学奨学金は応募者8人から、オーストリアのウィーン美術アカデミーで現代美術を学ぶ多田佳那子さん(28)=広島市中区出身=たち4人を選んだ。

 音楽分野の中村音楽奨学金は27人が応募。フランスのエコールノルマル音楽院でピアノを専攻する住村奈緒さん(19)=広島市西区出身=たち7人に支給する。

 両奨学金は毎年選考し、2年を限度に年間36万円を支給する。(桑島美帆)

 他の奨学生は、次の皆さん。(敬称略)

 【海外留学奨学金】ドイツ・ハノーバー専科大 住岡梓(23)=ビジュアルコミュニケーションデザイン▽ノルウェーのシエルデルプ・トリダール・アーキテクチャー 有広愛恵(24)=建築▽米国のキーロフバレエアカデミー・オブ・ワシントンDC 古川茉帆(17)=バレエ

 【中村音楽奨学金】桐朋学園大 小新田銀河(20)=ピアノ▽祇園北高 板舛李空(17)=ピアノ▽東京芸術大 木村瑠菜(19)=バイオリン▽エリザベト音楽大 志水竜(23)=打楽器▽東京芸術大 長田和樹(19)=ファゴット▽広島大大学院 小畑清佳(23)=チューバ

(2017年10月26日朝刊掲載)

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