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平和大通り 樹木巡り 40人参加 市民団体が解説

 広島市中区の平和大通り一帯で29日、沿道などの樹木を見ながら散策するイベントがあった。県ユニセフ協会の主催。参加費を発展途上国の子どもの支援に充てる試みで、約40人が参加した。

 コースは鶴見橋西詰めから広島国際会議場までの約2キロ。市民サークル「平和大通り樹の会」のメンバーから、市花のキョウチクトウやクスノキなど沿道の樹木のほか、原爆死没者の慰霊碑について解説を聞きながら約1時間半かけて歩いた。

 可部高3年大上真奈さん(17)=安佐北区=は「平和大通り沿いには、いろいろな国や地域の人から贈られた木がたくさんあると分かった」。一緒に参加した同高3年上本優奈さん(17)=同=は「これからは沿道の木も意識しながら歩きたい」と話していた。

 参加費は18歳以上が負担し、1人300円。散策後、同会議場でユニセフの子どもの支援活動についても学んだ。(仁科裕成)

(2017年10月30日朝刊掲載)

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