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広島市長、法王と対面へ きょう 広島・長崎訪問を要請

 広島市は14日、松井一実市長が15日にバチカンで法王フランシスコと対面することが決まったと発表した。被爆地訪問を直接、要請する。

 松井市長は9日から訪欧中。15日は日本時間の午後6時(現地時間の午前10時)からサンピエトロ広場で2時間ほどある「一般謁見(えっけん)」でローマ法王庁に特別席を用意してもらい、法王に会う。広島、長崎への訪問を直接求め、長崎市の田上富久市長と連名の親書も手渡す。

 14日、バチカンの日本大使館を通じて、広島市側に連絡があった。市へは今年、法王庁から外務局長や枢機卿が相次ぎ訪問。松井市長は法王の訪問要請が浸透してきたとして、欧州出張の機会を利用してバチカンを訪れ、直接、働き掛けたい考えを示していた。法王へは、広島県の湯崎英彦知事も5月、一般謁見に参列し、広島訪問を直接要請している。(岡田浩平)

(2017年11月15日朝刊掲載)

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