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中国残留邦人の体験・背景学ぶ会 呉で来月2日

 中国残留日本人と家族の体験を聞く会が12月2日午後1時半から、呉市役所の国際交流センターである。旧満州(中国東北部)に渡った家族の記憶と、当時の「国策」の背景を学ぶ。

 広島県からの満州への移民総数は約1万1千人とされる。聞く会では2人が体験を語る。広島市南区の川添瑞江さん(79)は吉林省で生まれたが、終戦後に両親を失い、中国人に預けられた。「残留孤児」として1992年に日本に帰国後、夜間中学と通信制高校で必死に勉強した。

 西区の国広洪恵生(こうえい)さん(47)は、残留孤児だった母の帰国に合わせて93年に来日し、苦労を経験してきた。

 支援者らでつくる実行委員会の主催で定員60人。無料。事務局☎090(4498)5235。

(2017年11月27日朝刊掲載)

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