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騒音測定器を大島中に設置 周防大島で防衛局

 中国四国防衛局は29日、米軍岩国基地への空母艦載機移転で騒音の悪化が予想される山口県周防大島町の小松・屋代地区にある大島中(西屋代)に騒音測定器を設置した。

 測定器は高さ約4メートルで、鉄筋3階建ての校舎屋上に設置。最上部のマイクで騒音の大きさなどを測り、その下の四つのマイクで音の到来方向を割り出す。12月1日から測定を始める予定で、W値(うるささ指数)や騒音の発生回数を同防衛局のホームページで公開する。

 同地区は、国が今年1月に示した艦載機移転後の騒音予測図でW値が70以上となるため、町が測定器の設置を要望していた。国は、同じくW値70以上と予測される伊保田地区の町油田出張所と、基地を挟んで北側の同県和木町和木5丁目集会所にも本年度末までに設置する予定。

 周防大島町は現在3カ所、和木町には1カ所に測定器がある。(余村泰樹)

(2017年11月30日朝刊掲載)

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