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「情勢に一石」 広島市長も授賞式へ ICANあす平和賞

 ノルウェー・オスロで10日にあるノーベル平和賞授賞式に出席する広島市の松井一実市長は8日、出発を前に広島空港(三原市)で報道各社に対し、「核抑止力を前提に物事を考える世界情勢に一石を投じる絶好の機会」と述べ、核兵器廃絶に向けたアピールへ意欲を示した。

 今年は核兵器禁止条約制定への貢献を理由にICANが受ける。ノーベル賞委員会から式へ招かれた松井市長は「禁止条約を多くの国に批准してもらい、発効する足がかりにしたい」と期待した。11日までのオスロ滞在中、関連行事に出席するほか、オーストリアの駐ノルウェー大使との面会などを予定している。

(2017年12月9日朝刊掲載)

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