×

ニュース

東大・高橋教授が講演 3日に原爆資料館

 広島県9条の会ネットワークは11月3日午後1時半から、広島市中区の原爆資料館東館地下のメモリアルホールで東京大大学院教授(哲学)の高橋哲哉氏の講演会を開く。テーマは「広島・沖縄・福島をつなぐもの」。

 高橋氏は、福島第1原発事故を受けて「犠牲のシステム 福島・沖縄」を執筆。福島の事故は国策だった原発推進の、沖縄の普天間基地問題は、憲法にすら優先する日米安保体制の、それぞれ「犠牲」のありかをあらわにしたと指摘し、経済成長や安全保障という共同体の利益のために少数者を犠牲にするシステムについて論じている。

 講演会では、福島と沖縄に加え、米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが一時駐機された米海兵隊岩国基地(岩国市)に近い被爆地広島も含め、犠牲のシステムについて考える。約2時間。参加費999円、障害者と高校生以下は無料。石口法律事務所Tel082(222)0072。

(2012年10月29日朝刊掲載)

年別アーカイブ