×

ニュース

被爆者に年末見舞金 日本原水協、4ホーム900人に

 日本原水協は18日、広島市内の四つの原爆養護ホームに入所している被爆者に1人2千円の年末見舞金を贈った。

 中区の原爆養護ホーム「舟入むつみ園」(定員100人)には県原水協の高橋信雄代表理事たち4人が訪問。88~90歳の4人が入る部屋で、入所者を代表して岩並藤枝(89)さんに見舞金を手渡した。岩並さんは「ありがとうございます。みんな喜びます」と感謝していた。

 県原水協は同園に「神田山やすらぎ園」(東区)分を託したほか、「矢野おりづる園」(安芸区)も訪れた。安佐北区の「倉掛のぞみ園」へは区原水協が持参した。

 見舞金は全国各地の都道府県原水協へ寄せられた寄付金を元にしている。1963年から続けており、県内では約900人に計約180万円を贈るという。(仁科裕成)

(2017年12月19日朝刊掲載)

年別アーカイブ