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ドイツの画家 ヒロシマ描く 被爆者と交流深める 広島で18日から作品展

 ドイツ在住の画家ベン・ムスタフセさん(57)が18日から広島市東区光が丘のギャラリー・アモローソで作品展を開き、原爆をテーマにしたアクリル画を公開する。

 ムスタフセさんは昨夏、初めて広島を訪れた。フェイスブックを通じて次女と知り合った安佐南区の被爆者、津島休映(よしえ)さん(87)の家に泊まった。原爆資料館の展示にも涙したという。ドイツに戻り、被爆して逃げ惑う人々の中に母に抱かれた乳飲み子の姿を描いた作品「ラストミルク」を手掛けた。

 昨年末から被爆地を再訪して仕上げた。「ヒロシマで見たものを伝えたい」と意気込む。この絵も含む23点を22日まで展示する。

 20、21両日は午後3時からムスタフセさんのピアノ伴奏付きで、津島さんが市立第二高女時代の被爆体験を語る。次女の熊川さん☎090(6840)9193。(山本祐司)

(2018年1月15日朝刊掲載)

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