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条約発効へ連帯誓う 原爆資料館で意見交換

 反核平和を目指す広島のNGOが15日、ICANのベアトリス・フィン事務局長との意見交換会を広島市中区の原爆資料館で開いた。核兵器禁止条約の早期発効へ連帯を誓い合った。

 27団体でつくる共同行動実行委員会の主催で、約150人が参加。国内外で条約への関心を高める必要性や、各国に条約締結を迫る署名活動の推進を訴える発言が相次いだ。広島県被団協(坪井直理事長)の前田耕一郎事務局長は「(高齢化で)被爆者の行動が難しくなっているからこそ、同じ志を持つ若者のノーベル賞受賞をわがことのように喜んだ。共に前に進んでいこう」と力を込めた。

 若者も参加。福山市の英数学館高2年船井木奈美さん(17)は「若者の関心の低さが課題」と指摘し、国内外の若者と交流し、着実に核兵器廃絶へ歩む決意を語った。(城戸良彰)

(2018年1月16日朝刊掲載)

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