×

ニュース

核禁止条約「運動を強化」 ICAN事務局長 都内でNGOと交流

 昨年のノーベル平和賞を受けた核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN(アイキャン))のベアトリス・フィン事務局長(35)は17日、東京都内で非政府組織(NGO)ピースボートのメンバーと交流し、各国に核兵器禁止条約への参加を働き掛ける運動の強化を誓い合った。

 ピースボートはICANの主要運営団体の一つで、被爆者を乗せた船旅を通して、世界に核廃絶を訴える活動をしている。交流会には乗船した経験のある広島の被爆者を含め約70人が参加した。フィン氏は「平和賞受賞はみなさんの活動なしには実現しなかった」とたたえ、連携を続けるよう呼び掛けた。

 フィン氏は12日に初来日し、広島、長崎の両被爆地などを訪れた。18日、ICAN本部のあるスイス・ジュネーブに帰国する。(田中美千子)

(2018年1月18日朝刊掲載)

年別アーカイブ