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平和大通り 初の芸術展 作家6人

 広島市中区の平和大通り沿いにアート作品を展示する「平和大通り芸術展」が27日に始まる。緑地帯を活用して通りのにぎわいにつなげようと、市と広島観光コンベンションビューローが初めて開く。3月4日まで。

 いずれも中町のANAクラウンプラザホテル広島、広島クリスタルプラザに面した緑地帯と、近くのヱビデンギャラリーに6人の作家が出展。立体作品や映像など多彩だ。

 石丸勝三さん(東広島市)の「竹と遊ぶ」は、長さ約8メートルの竹を束ねて反らし、生命力を感じさせるインスタレーション。岡部昌生さん(北海道)は被爆樹の幹の凹凸を紙に擦り取ったフロッタージュを並べ、宇佐美雅浩さん(東京都)もヒロシマにちなむ写真作品を掲げる。

 広島市在住の若手も出展。鉄の骨組みと農業用の防風ネットで巨大な人の足をかたどった立体を構成する久保寛子さんのほか、坂本淳さん、黒田大祐さんが参加する。

 同ビューローによると、平和大通りを舞台にした芸術展は初めてという。初日は午後2時から、会場区域にある柳原義達作の銅像「ラ・パンセ(瞑想(めいそう))」前でオープニングセレモニーがあり、出展作家と作品巡りができる。(鈴木大介)

(2018年1月27日朝刊掲載)

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