×

ニュース

広島市のピースツーリズム 資料館巡るルート追加

 平和をテーマにした観光周遊「ピースツーリズム」の推進に向け、広島市は26日、被爆者や平和、観光関連の各団体の代表者たちでつくる懇談会(9人)の第6回会合を市役所で開いた。新たに被爆に関する資料館を巡るルートを追加することが決まった。

 追加のルートは平和記念公園内の原爆資料館と国立広島原爆死没者追悼平和祈念館、本川小平和資料館、袋町小平和資料館(いずれも中区)を歩いて巡る。移動距離は約2キロで所要時間は約4時間。懇談会ではこれまで3ルートを設定しており、前回会合で両小の平和資料館の積極発信を求める意見が出ていた。

 市はスマートフォンで4ルートを紹介するアプリを作成中で、本年度内に日本語版と英語版を仕上げる。4~6月には、市民や外国人観光客に実際に回ってもらって意見を聞き、改善点を探る。また、市は今後もピースツーリズムを進化させていくため、今月中に平和記念公園を訪れる外国人観光客へのアンケートをする。(渡辺裕明)

(2018年1月27日朝刊掲載)

年別アーカイブ