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核廃絶への影響 岸田氏「注視を」 米政権の新指針

 自民党の岸田文雄政調会長(広島1区)は8日の記者会見で、トランプ米政権の新たな核戦略指針「核体制の見直し(NPR)」に対する見解を述べた。米国の核抑止力に信頼を置いていると強調する一方、核兵器廃絶への影響を注視すべきだとした。

 北朝鮮などの脅威を指摘した今回のNPRについて岸田氏は「(日本が)厳しい安全保障環境にある中、米国の(核)抑止力に信頼を寄せていることは申し上げたい」と一定に評価する考えを示した。

 NPRは、小型核の開発なども盛り込む。岸田氏は唯一の戦争被爆国である日本が核兵器廃絶を目標に掲げてきたとした上で、「『核兵器のない世界』の理想を追求する上で、どんな影響があるのか注視していかなければならない」と指摘した。

(2018年2月9日朝刊掲載)

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