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音楽通じ考える平和 18日廿日市で演奏会 広島出身・愛知の八尾さん企画

 広島市安佐北区出身の被爆3世で、愛知県立芸術大声楽専攻2年の八尾亜佑さん(20)=同県長久手市=が仲間と一緒に、18日午後7時から「Peace 若い力で紡ぐコンサート」を廿日市市の文化ホールさくらぴあで開く。

 八尾さんはノートルダム清心高出身。大学の友人に平和問題への関心が低く、原爆の知識がほとんどないことに衝撃を受けた。「祖父の被爆体験を聞き、平和教育を受けて育った自分とのギャップを感じた」。何とかしたいと所属する芸術活動グループ「Teatro蒼(あお)」のメンバーに提案。エリザベト音楽大の学生や母校の合唱部などに参加を呼び掛けた。

 コンサートでは平和や愛に関する曲や被爆ピアノをテーマにした朗読劇などを披露する。八尾さんは「来年以降も続けたい」と意気込んでいる。一般千円、高校生以下500円。問い合わせはメールでpacu_ayu7592hoolan.t@icloud.com(桑島美帆)

(2018年3月12日朝刊掲載)

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