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ハノーバーとの絆50年 広島の友好協会 中高生ら派遣へ

 広島市とドイツ・ハノーバー市との青少年交流50周年を記念し、広島ハノーバー友好協会(広島市中区)は4月1日から6日間、現地へ訪問団を派遣する。記念行事への参加やホームステイを通して親交を深める。

 訪問団は中高生と大学生18人を含む計35人。このうち19人が市役所を訪れ、松井一実市長に交流の計画を説明した。

 訪問団はハノーバー市主催の記念行事に参加し、植樹をするほか、第2次世界大戦で無差別爆撃を受けた教会を訪ねて献花する。中高生や大学生は現地の家庭に泊まりながら同世代の若者とドイツ料理を作ったり、サッカースタジアムを見学したりする。

 ハノーバー市からの訪問団も7月31日から8日間、広島市を訪れる。8月6日の平和記念式典の出席やハノーバー庭園(中区)への植樹を予定している。

 両市の民間交流は1968年に始まり、83年の姉妹都市締結につながった。同協会の井内康輝会長(69)は「平和を一緒に考える仲間をつくり、次の50年の交流につなげたい」と話した。(永山啓一)

(2018年3月29日朝刊掲載)

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