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広島で職員研修 韓国の被爆者施設

 被爆者が多く住み「韓国のヒロシマ」と呼ばれる韓国慶尚南道陜川(ハプチョン)郡の被爆者養護施設の職員たち4人が26日、被爆者援護の研修を受けるため広島市を訪れた。

 陜川原爆被害者福祉会館の李東一(イドンイル)館長たち2人と、会館を運営する大韓赤十字社の職員2人。4人はこの日、市の担当者から被爆者援護施策について説明を受けた後、市原爆被爆者協議会が運営する神田山荘(東区)を見学した。

 4人は30日まで滞在し、市内2カ所の原爆特別養護ホームなどを視察する。李館長は「被爆者のケアの様子や設備を見たい」と話した。

 一方、韓国人看護師6人を受け入れる放射線被曝(ひばく)者医療国際協力推進協議会(HICARE)の研修も26日、広島市で始まった。6人は30日まで市内の病院などを訪問する。

(2012年11月27日朝刊掲載)

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