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豪で死去 被爆者の絵本作家 森本さん作品 大パネルで展示

 広島で被爆し、オーストラリアで昨年9月に85歳で亡くなった絵本作家の森本順子さんの作品「わたしのヒロシマ」を紹介するパネル展が、21日から広島市中区の旧日本銀行広島支店で始まる。森本さんが被爆体験を描いた絵を人間の大きさに拡大したパネルで展示する。30日まで。無料。

 森本さんの生前の言葉から「証言の『バトンタッチ』展」と名付けた。家族との被爆前の日常から、原爆で街が焼け、人々が逃げ惑う様子までを描いた絵本の世界を表現する。

 主催するNPO法人、HPS国際ボランティア(西区)の佐藤広枝理事長は2008年、ピースボートの旅で森本さんと出会った。回顧展を企画したところ、森本さんの長男の功さんが母の遺志を子どもたちに実感してもらおうと大パネルを提案。この展示のためオーストラリアで制作され、森本さんの母校の広島女学院中高(中区)に届いた。

 佐藤さんは「原爆と戦争を憎んだ森本さんの気持ちを分かち合いたい」と願う。☎090(7895)5366。(山本祐司)

(2018年4月16日朝刊掲載)
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