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復興を表現 新看板除幕 広島市中区の広島大平和センター

 広島大(東広島市)は21日、4月に平和科学研究センターから名前を変えた「広島大学平和センター」(広島市中区)で、新看板の除幕式をした。

 新看板はステンレス製で、縦30センチ横60センチ。越智光夫学長(65)が揮毫(きごう)した。あしらわれた新しいロゴはデルタの上をフェニックスが羽ばたくデザインで、原爆からの復興を果たした広島を表現している。

 式典では越智学長が「これまで以上に平和学において学内外の中心的な役割を果たしていく」とあいさつ。川野徳幸センター長(51)は「平和研究や平和教育の組織、研究者との連携体制を整え、成果を教育の場に還元する」と述べた。

 センターの研究は、原爆被害などを追究する「ヒロシマ平和研究」と、貧困や環境などより広い課題を扱う「グローバル平和研究」を二本柱とする。(新本恭子)

(2018年5月22日朝刊掲載)

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