NIE 教育に新聞を 平和授業にどう活用 教員や大学生 広島で学習会
18年5月28日
新聞を活用した教育について考える広島県NIE学習会が26日、広島市中区の中国新聞ビルであった。教員や教員を目指す大学生たち約60人が参加し、平和教育に新聞を取り入れる方法を考えた。
参加者は9グループに分かれ、原爆被害や核兵器開発に関する30本の新聞記事をもとに意見を交わした。平和を学ぶ授業のアイデアをグループごとにまとめ、発表し合った。
中学生に被爆体験の継承をテーマにした記事を読ませ、その内容を小学生に伝える授業や、原爆映画や遺品に関する記事で平和な日常の尊さを考えさせる小学生向けの授業などの案が出た。
広島大客員教授で県NIE推進協議会の朝倉淳会長は講演で「新聞は情報の比較や読解を通し、思考力や判断力を身に付けるのに役立つ」と述べた。
小学校教諭を目指している比治山大4年の伊丹隆揮さん(21)=広島県府中町=は「新聞記事を活用し、子どもが平和の問題を自分のこととして考える機会をつくりたい」と話していた。学習会は県NIE推進協議会が2001年から毎年開いている。(堅次亮平)
(2018年5月27日朝刊掲載)
参加者は9グループに分かれ、原爆被害や核兵器開発に関する30本の新聞記事をもとに意見を交わした。平和を学ぶ授業のアイデアをグループごとにまとめ、発表し合った。
中学生に被爆体験の継承をテーマにした記事を読ませ、その内容を小学生に伝える授業や、原爆映画や遺品に関する記事で平和な日常の尊さを考えさせる小学生向けの授業などの案が出た。
広島大客員教授で県NIE推進協議会の朝倉淳会長は講演で「新聞は情報の比較や読解を通し、思考力や判断力を身に付けるのに役立つ」と述べた。
小学校教諭を目指している比治山大4年の伊丹隆揮さん(21)=広島県府中町=は「新聞記事を活用し、子どもが平和の問題を自分のこととして考える機会をつくりたい」と話していた。学習会は県NIE推進協議会が2001年から毎年開いている。(堅次亮平)
(2018年5月27日朝刊掲載)