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高校生平和大使 ICANを訪問 市役所で活動計画発表

 広島、長崎両市の市民団体「高校生平和大使派遣委員会」は6日、広島市役所で記者会見し、今年の大使に決まった高校生20人の活動計画を発表した。8月下旬にスイス・ジュネーブにあるノーベル平和賞受賞団体「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN(アイキャン))本部を訪れ、交流を深める。

 計画では、8月25日から8日間の日程で欧州訪問。ジュネーブではICAN本部のほかに国連欧州本部を訪れて軍縮会議を傍聴し、国連軍縮局でスピーチや署名を通じて核兵器廃絶を訴える。今月16日に広島市で平和学習をし、翌17日に同市内で結団式を開く。

 会見した派遣委の平野伸人共同代表(71)=長崎市=は「ICANの民間による運動は高校生の廃絶への問題意識を高めている」と交流の意義を強調した。21代目となる今年の大使は1日発表され、県内から3人が選ばれている。(水川恭輔)

(2018年6月7日朝刊掲載)

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