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高校生が考える核軍縮 女学院高 グローバル3校討論

 広島女学院中高(広島市中区)は15日、核軍縮をテーマにした高校生の研究発表会と討論会を開いた。国際的に活躍できる人材育成を担う「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」に指定されている同校など3校が参加し、平和学習の成果を披露した。

 ほかの2校は渋谷教育学園渋谷中高(東京)と長崎県立長崎東中高。各校の代表が、被爆体験を聞いて作った平和学習の副教材や核兵器廃絶を訴える署名活動の取り組みなどを発表した。その後、3校の生徒計7人が意見を交わした。

 国際非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN(アイキャン))の国際運営委員を務めるピースボートの川崎哲共同代表の講演もあり、「平和のメッセージを発信すると無理だ、理想だと言われることがある。諦めず反対の意見も取り入れながら対話を重ねて」と語った。

 女学院高3年の池田穂乃花さん(18)は「県外の学生も核廃絶や平和に興味があると分かり、うれしかった。これからも学びを深めたい」と話していた。(辻本夕貴)

(2018年6月16日朝刊掲載)

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