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地上イージス 必要性を強調 防衛省が文書回答

 地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の山口県内への配備計画を巡り、防衛省は15日、県などの質問状に文書回答した。北朝鮮情勢の変化による計画見直しについて「奇襲的に攻撃できる能力を引き続き保有している」として改めて必要性を強調した。

 回答は小野寺五典防衛相名で、村岡嗣政知事と候補地のある地元の萩市長と阿武町長宛てに届いた。県側が8日、中国四国防衛局に選定理由など9項目の説明を求めていた。

 文書では、12日の米朝首脳会談に触れ「今後の北朝鮮の具体的な行動を見極めていく」とする一方、「配備・運用開始に一定期間を要することから速やかに取り組みを進める」とした。

 また候補地に陸上自衛隊むつみ演習場を選んだ理由については地形などの条件に加え「周辺住民や環境への影響が生じないよう配置できることから最適」としている。

(2018年6月16日朝刊掲載)

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