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「被爆者の思い訴えたい」 高校生平和大使 中区で結団式

 核兵器廃絶を訴える第21代高校生平和大使の結団式が17日、広島市中区のJMSアステールプラザであった。15都道府県から20人が参加。8月にスイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪れて全国から集めた署名を提出するほか、平和への願いを世界に発信する。

 高校生平和大使派遣委員会の小早川健共同代表(66)=安佐南区=から任命書を受け取った後、一人一人が意気込みを語った。曽祖父が広島で被爆したという福山暁の星女子高2年開原弓喜さん(16)=福山市=は「つらい経験を語ってくれる被爆者の思いを、ジュネーブで強く訴えたい」と誓った。

 高校生平和大使は1998年以降、派遣委員会が毎年公募し、ことしは約500人から選ばれた。ノーベル平和賞の候補にもなっている。(小笠原芳)

(2018年6月18日朝刊掲載)

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