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　米海兵隊岩国基地の軍属女性の車にはねられ亡くなった山口県岩国市の無職男性＝当時（６６）＝の遺族側が山口地検岩国支部に自動車運転過失致死傷の疑いで告訴・告発状を提出していた問題で、遺族側は２０日、同支部が告訴・告発状を１１月１４日付で受理したと発表した。同支部は「受理したかどうかもコメントできない」としている。

　遺族７人が１０月１６日に送付した告訴・告発状では、公務中の事故として第１次裁判権を主張した米側が米国で刑事裁判を行っていない▽２０１１年１１月の日米地位協定の運用見直しを１０年９月に起きたこの事故にも適用すべきだ―などと主張。捜査のやり直しと日本での司法の処罰を求めている。

（２０１２年１２月２１日朝刊掲載）