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アフガン職員ら被爆体験を聞く ユニタールが招待

 アフガニスタンの政府職員や研究者たち約40人が28日、広島市中区の原爆資料館を訪れ、被爆者の小倉桂子さん(80)=中区=の体験を聞いた。国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所(中区)による人材育成研修の一環。

 小倉さんは爆心地から2・4キロの牛田町(現東区)にあった自宅近くで被爆した。「壊滅した広島の町は人の力で立て直された。皆さんも母国の復興のために力を合わせて」と語り掛けた。

 経済省職員のマティウラ・ジャヘッドさん(27)は「広島の復興は希望を与えてくれる。帰国後、広島での体験を同僚と共有して頑張りたい」と話した。

 同事務所は2003年から、アフガニスタンの若手人材を研修で受け入れ、復興を支援している。今回の参加者は7月4日まで広島市に滞在する。(教蓮孝匡)

(2018年6月29日朝刊掲載)

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