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核と本 今後を探る 日本ペンクラブ 広島で来月フォーラム 

 日本ペンクラブは1月26日午後2時から、フォーラム「子どもの本と『核』を考える」を広島市中区の原爆資料館東館地階で開く。同クラブ会長の浅田次郎さん=写真上、児童文学作家の那須正幹さん=同下=をはじめ、原爆や原発、戦争の問題と向き合ってきた作家たちが、東日本大震災以降の「核」を取り巻く状況と、本づくりの今後を語り合う。

 原発事故後に福島やチェルノブイリを取材した浅田さんが基調講演。続くシンポジウムで、那須さん、詩人アーサー・ビナードさん、児童文学作家の朽木祥さんと令丈ヒロ子さんが意見交換する。

 企画した日本ペンクラブ「子どもの本」委員会の野上暁委員長は「子どもの本の送り手は、体験をどう継承していけばよいのか。父母や教師、図書館員、子どもの本に関心がある方々とともに討議したい」と呼び掛ける。

 定員150人。名前、住所、電話、希望人数を記し、往復はがきか電子メールで申し込む。〒103―0026東京都中央区日本橋兜町20の3、日本ペンクラブ「子どもの本と核」係。secretariat03@japanpen.or.jp(渡辺敬子)

(2012年12月24日朝刊掲載)

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