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広島市「旧庁舎資料展示室」 土日祝日も開館 来月5日から

 広島市は1月5日から、市役所本庁舎の前庭地下にある「旧庁舎資料展示室」を、年末の2日間を除いて開館することを決めた。これまでは土日祝日と年末年始を閉館していた。市は「原爆の実態に触れてもらう機会を増やしたい」と来場を呼び掛けている。

 新たな休館日は12月30、31の両日だけ。開館時間は現行と同じ午前8時半~午後5時15分(8月6日は午後6時半まで)。観光客や帰省した人向けに、この年末年始から原爆資料館(中区)など市中心部の観光施設の開館日を拡大するのに合わせた。

 展示室は市庁舎が建て替えられた1986年、旧庁舎の地下倉庫を改修してオープン。広さは112平方メートルで、被爆した旧庁舎の外壁の一部や原爆投下後の庁舎周辺の惨状を伝える模型など計99点が並ぶ。被爆した職員の証言ビデオなども視聴できる。無料。(田中美千子)

(2012年12月26日朝刊掲載)

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